「牧野勝行杯 王座決定戦」および「牧野勝行杯 壮年王座決定戦」は、令和5年(2023年)3月に開催された当連盟理事会において、副会長 牧野勝行氏のこれまでの当連盟や軟式野球発展に対する情熱と多大なる功績を顕彰して開催することが議決されました。
ご本人の了承を得て準備していた所、残念ながらご本人が本年5月17日に逝去(享年78才)されましたが、生前のご遺志を尊重したご家族のご厚意を受けて開催されるものです。

◎業績
牧野勝行氏は、昭和40年2月当連盟の審判講習会を受け審判員としての第一歩を踏み出されました。
以後、当連盟の審判指導員・審判部長を経て、理事長、副会長として長きにわたり当連盟の運営と発展に尽力されました。
昭和50年に(公財)東京都軟式野球連盟の評議員に就任後は審判員、審判技術指導員、審判部長、理事、常務理事を経て、平成20年に専務理事に就任されました。
そして、平成21年には(公財)全日本軟式野球連盟の理事に就任されました。

この間、天皇賜杯大会、高松宮賜杯大会、高円宮賜杯大会、国体等の大会で審判員や役員として全国各地に赴き人脈を広げられました。
昭和56年に開催された第一回全日本学童軟式野球大会(現在の高円宮賜杯 全日本学童軟式野球大会 マクドナルド・トーナメント)で審判員として参加、その後、開催地が茨城県に移った以降も大会役員として携わり、平成21年に開催地が東京都に戻った以降は令和4年の大会まで大会副委員長を務められました。
本年の大会では当連盟の船橋フェニックスが出場を果たしましたが、残念ながらお姿が見られませんでした。
なお、近年では女子野球の発展にも情熱を傾けておられました。

役員としては当連盟、(公財)東京都軟式野球連盟、(公財)全日本軟式野球連盟の要職の他、関東軟式野球連盟連合会理事、(公財)東京都体育協会理事、日体協オリンピック委員会強化スタッフ等を務められ、東京都スポーツ功労賞や(公財)全日本軟式野球連盟功労賞等を受賞されています。
後年は二度の心筋梗塞を起こし、病魔に侵されながら軟式野球関係の発展に半世紀以上も心血を注ぎ続けられ全国を回り、本年(令和5年)3月出張先から帰京後に肺炎を起こし5月に帰らぬ人となりました。

座右の銘
「気力・体力・迫力・努力・そして決断と即行動」

牧野勝行氏経歴